「吉見観音縁起」によると今から約1200年前、聖武天皇の勅命を受けた行基菩薩がこの地を霊地とし、観世音菩薩の像を彫って岩崖に納めたことにその創始を見ることができる。
平安時代の末期には、源頼朝の弟範頼がその幼少期に身を隠していたと伝えられている。
以上、吉見町ホームページより抜粋

道路に影響がない程度に雪が降った日曜日、吉見観音へお参りに行った(2019年2月10日)。

初めて来たと思っていたが、そうではないかもしれない。小学1年生の頃、遠足か何かの作文で「観音様」について書いたことを微かに思い出した。「観音様」と言えば、当時通っていた新明小学校近辺では、ここになる。

それに、担任だった女の先生と手をつないで歩いた記憶もおぼろげながらある。名前の順に男女一組ずつ手をつないで歩いたのだが、あぶれた僕は先生と組むことになった。遠足中、遊んで汚れていた手が、先生と手をつないできれいになって驚いたことを思い出した。まったく先生には迷惑な話だ。

今から40年以上も前の話になる。僕が小学1年生だった年からさらに40年前は戦前になってしまう。それくらい時間がたってしまったのかと思うとなんだか寂しい。

若林泰弘