2022年1月30日

 去年はコロナ禍で参拝を控えたが、今年は明里の受験に備え、厄払いも込めて行くことにした。明里には参拝の他に、浅草寺近くの占い師に占ってもらうという目的もあった(15分で千円とのこと)。

 明里が予約した時間の都合上、占いへ先に行った。15分後、どんなことを言われたのか明里から聞きながら浅草寺へ向かった。肝心なことを忘れて占いに凝られても困るなと思っていたが、将来に向けてコツコツ努力すべきというような心構えを言われたらしく安心した。

 浅草寺ではいつも志納金を納めて本堂で祈祷を受けている。オミクロンの流行による自粛もあってか例年より参拝者は少なめに感じた。祈祷後、御守を買い替え、おみくじを引いたら凶だった。明里も。「祈祷を受けたから大丈夫。」とか「今日から運気が上がる。凶だけに。」とか言って明里と励ましあった。

 花月堂の「めろんぱん」を食べながらパンくずをわざとこぼしていたら、おこぼれにあずかろうとする雀の行列を見ることができた。雀にも、はしっこいのがいて感心しながら眺めていたら妻と明里から注意された。二人から何か言われるとわかっていても、観察したい衝動は止められない。二人とも便乗して雀の写真を撮ってるくせによく言うよ、と内心思いながらバスに乗って帰路についた。

以下、2012年1月14日撮影

 過去の写真を見ながら振り返ると、ちょうど10年前から我が家では初詣に浅草寺へ行くようになった。自宅から川崎大師は遠いので何となく気が引けながらも、やや近くなる浅草寺に変えたのだ。

10年前は浅草寺参拝の後、三人で隅田川テラスの方まで足を延ばした。

水上バスに乗ったりして、ちょっとした観光をしたことを写真を見て懐かしく思い出した。

若林泰弘

投稿者 akari