2023年10月14日(土)
この日は義父の一周忌法要がしめやかに行われた。午前10時に義父母宅でお坊さんにお経をあげてもらった。説法がわかりやすく人柄の良いお坊さんだ。ちなみに伊豆ではお坊さんのことを「ほうじょうさん」と呼ぶ。最初に「ほうじょうさん」と聞いた時は「なに?」と思った。伊豆には臨済宗建長寺派か円覚寺派のお寺が多いようなので、建長寺・円覚寺を創立した「北条氏」から来ていると思われる。
お昼ご飯をいただいた後、明里を誘って「河津七滝(かわづななだる)」へ行った。翌朝に行くつもりだったが、天気予報を見てこの日の午後にした。そして、あえて義父の運動靴を借りて履いた。

義実家から河津七滝までは車で1時間くらいだった。無料駐車場に着いた時は満車で、空くのを少し待った。上の「案内図」現在地から、まずは右方面の滝を巡った後、現在地から左方面の「出会滝」へ向かい、最後に「大滝」へ行った。ただ、写真整理の関係で、上「案内図」一番左の「大滝」から右へ向かって写真をアップした。また、滝の説明は「河津町ホームページ」から引用した。

「大滝入口」からしばらく階段を下りていき、途中、廃墟となってしまった旅館の前を通る。廃墟となってしまったためか、バスツアーの人たちがガイドさんに案内されて行く様子はなかった。緩やかな坂道を下った先に「大滝」はあった。

①大滝(おおだる)(落差30m・幅7m)・・・河津七滝で最大の大きさを誇る。

長電話をしていた明里をおいて先に行き、ひとしきり写真を撮ってから引き返すと明里がやって来た。「後を追ったけど、途中の廃墟が怖くて一度「大滝入口」まで戻った。」と言う。確かに人気がなかったので、女性一人で歩くのは怖い場所かもしれない。

②出合滝(であいだる)(落差2m・幅2m)・・・支流の合流点

青く澄んだ水が印象的な滝だった。上からの眺めのためか、滝は低く見える。

③カニ滝(かにだる)(落差2m・幅1m)・・・白い流れとコントラストがとても美しい。

無料駐車場から歩いて最初に見たのが、この「カニ滝」だった。明里はおもむろに小石を投げ込んだ。つい投げたくなったらしい。

④初景滝(しょけいだる)(落差10m・幅7m)・・・「踊り子と私」の像があり、記念写真のポイント

どこかで見たアングルを真似て上の写真を撮ってみた。

⑤蛇滝(へびだる)(落差3m・幅2m)・・・滝の周りの玄武岩がヘビのウロコに似ている。

言われて見ると、確かに岩が蛇の鱗に似ている。

⑥エビ滝(えびだる)(落差5m・幅3m)・・・滝の流れがエビの尾びれに似ている。
「エビ滝」の写真は、上のしか撮っていなかった。「エビの尾びれ」をこの写真では確認できない。河津町ホームページの写真を見ると、滝の落水部分が「エビの尾びれ」に見えなくもない。

⑦釜滝(かまだる)(落差22m・幅2m)・・・滝壺が釜の底を思わせる。

遊歩道に続く展望デッキは、水しぶきがかかってしまう距離にある。

「案内図」を参照にして「猿田淵」まで来て引き返した。「釜滝」から「猿田淵」へ向かう階段は、運動不足の身には結構きつかった。元気と時間があれば奥へ続く道をハイキングし続けてもいいのかもしれないが、自分としては「猿田淵」が戻る頃合いだった。

駐車場へ戻る途中(⑥エビ滝~⑤蛇滝の間)で吊り橋(「河津踊子滝見橋」)の写真を撮った(上の写真)。この吊り橋は、「46mあり、静岡県内では初めての「片塔式ウェーブ橋」という全国的にも珍しい吊り橋」で、「マイナスイオンたっぷりのハイパースポットとして河津ならではの魅力をたっぷり体感できる景勝地」と紹介されている。
若林泰弘