日曜日。小学1~2年生くらいまで明里は、朝から「公園へ行こう」と容赦なく僕を起こした。

 その頃の僕はまだ30代で、休みの日は昼まで眠っていたかった。

 仕方なく起きだして遊びに連れていく。明里は僕と遊びたがり、行ったら行ったで楽しかったけど。

 高校生になった明里は、当然のように僕を放置する。

 40代も半ばを過ぎた頃から、昼まで眠れなくなってしまった。御多分に洩れず、トイレに行きたくなるのだ。

 眠たいときは起こされて、眠れなくなったら相手にされないという。

 写真に写る、この頃はよかった・・・。

若林泰弘

投稿者 akari