武蔵国一宮とされる大宮の氷川神社ではなく、川越にある氷川神社について。

川越氷川神社は、太田道灌以来、川越の総鎮守とされ、川越藩主ら歴代領主の篤い崇敬を受けた。通称、川越まつりと呼ばれる「川越氷川祭」は、この氷川神社にて斎行される。
Wikipediaより抜粋

明里が七歳のときの七五三は、川越氷川神社を参拝した。

三歳の時とは違って、ぐずらなくて良かった。

年を経て、夏季に催される「縁むすび風鈴」という祭事に明里と行ったことがある。

「なんで父親とふたりで来なくちゃいけないんだ。」と中学3年だった明里はボヤいていたが、父親にとって娘がいくつになろうが関係ない。

でも、確かに父親と来ている年頃の女の子はいないみたいだ。

あと、毎年大晦日に行われる「師走の大祓」には、何回か家族で行ったことがある。

日も暮れかけた静けさの中、「祓詞(はらえことば)」を拝聴したり、「人形流し(ひとがたながし)」をするのは、なかなか趣があって好きである。

若林泰弘