2020年3月8日(日)

コロナ禍となり、明里が通う中学校も自宅学習日が続いていた。

どこかへ行きたくてウズウズしている明里が検索して見つけたのが「茨城県自然博物館」。

休館になる博物館や美術館が多い中、ここは、このときは開館していた。

調べると自宅から車で1時間40~50分くらいかかるみたいでためらったが、明里が家に閉じこもってばかりなのも可哀想な気がして行くことにした。

道中、明里とは当時放送されていたテレビドラマなどの話題になった。明里たちの年代が言うところの「推し」は誰だとか、どのコが可愛いだとかという話をしていたら割と早く着いた。

茨城県自然博物館は思っていた以上に充実した展示内容だった。

一般料金は750円するが、小・中学生150円(高校・大学生460円)はお手頃だと思った。これは企画展開催期の料金で、通常期(企画展が開催されていないとき)なら、一般540円 高校・大学生340円 小・中学生100円 とのこと。

ちなみに年間パスポートがあるらしく、一般1,570円 高校・大学生1,050円 小・中学生320円 。

年間パスポートを使って通い詰めた小学生が将来、科学者になったりすれば博物館冥利に尽きると思った。

ただ、周辺には、ぱっと見、何もなさそうだ。

そのためだと思うが、館内にはレストランがある。そこで明里と一緒に遅い昼食をとった。結構おいしかった。

帰りはとても眠くなってしまい、いつもなら明里が眠っているところだが、危険を感じた明里に厳重注意された。

昼寝をした方がいいと明里に促され、コンビニの駐車場で仮眠をとった。30分ほど寝てから明里に起こされ運転を再開した。おかげで無事に帰宅することができた。

充実した一日だった。

若林泰弘