浄智寺(じょうちじ)は、鎌倉市山ノ内にある禅宗の寺院。臨済宗円覚寺派に属する。鎌倉五山第四位。開基(創立者)は第10代執権北条師時、境内は「浄智寺境内」として国の史跡に指定されている。

Wikipediaより抜粋
2022年10月2日 撮影(以下の写真も同日)

巡った順は格式順とは異なるが、「円覚寺」からの距離を考えて「寿福寺」よりも先に「浄智寺」へ向かうことにした。

当初、地図を見ながら五山の格式順に巡ろうかと思ったが、「建長寺」の奥の深い境内と階段に疲れてしまい、巡る順番など気にしていられなくなってしまっていた。

浄智寺は円覚寺からわりと近いから「円覚寺派」になったのか?とか、「建長寺派」と「円覚寺派」の格式順が交互になっているのは、あえてそのようにしたのか?とか考えながら歩いて疲労感を紛らせた。

 この日、浄智寺の境内には子供たちの声が響いていた。10人くらいの外国の子供たちが遊んでおり、子供たちの親御さんらしき人たちも談笑している。キッチンカーがとまっていて、鎌倉に住む外国の人たちが交流会か何かをしていたのかもしれない。

由緒あるお寺の境内で、外国の人たちがマナー良く和気あいあいとしている姿は、日本の文化を肌で感じようとしてくれているように見え、悪い気はしない。

 拝観料は大人200円。浄智寺は建長寺や円覚寺のように広くなく、建物も大きくない。そのためか、建長寺や円覚寺のような荘厳な雰囲気はないかもしれない。

でも、穏やかな心地好さを感じさせるお寺である。外国の人たちが節度を持って集まっているのも、何となくわかる気がした。

「浄智寺」の次に、鎌倉五山第三位の「寿福寺」へ向かった。

若林泰弘

投稿者 akari