天気の良い日に庭に出て草取りをしたり、花々を観賞するのは楽しいものだ。12月から2月に掛けての時季における草花の姿は僅かであるが、春から秋に掛けてのシーズンは次々と色とりどり、形もまちまち、あっちにもこっちにも可憐な花達が咲きほころぶ。

 早朝に花開いて夕方には閉じてしまう花や1週間も十日も咲き続ける花もある。ニラバナのように一株から日々成長し半年間も間断なく咲き続ける花もあるし、一本立菊のように茎幹から枝葉を広げ何十、何百の芽を持ち一度に咲きほこる花もあるし、ホタルブクロのように白、紫、濃紺色それも一重と二重など・・・の花もある。

 開花のあと果実し種を地に落とすもの、根を張り次々と新芽を成長させ優雅に開花するもの、冬眠時季に球根を滋養増殖し縄張りを広げ咲競うもの・・・色々な種類がある。

 半日陰の場所を好むもの、日当りの良い場所を好むもの、一日じゅう日が当たらなくても綺麗な花を咲かすもの、寒さに弱いもの・・・色々な個性がある。

 暑い時や雨の降らない日が続く時は散水をし、適度な肥料を散布してあげると草花は喜んで綺麗に咲いてくれ、私の目を楽しませ心に潤いを与えてくれる・・・。彼等は生き物であり、子供と同じように愛情を持って接すれば、それに応えてくれる。子育ての時期の子等のように愛情に過不足が有っては素直に成長してくれない。

 水をやり過ぎると根腐りを起こし枯れてしまったり、乾燥して枝葉が萎れてしまうと再生しなかったり、雑草に覆われると消えてしまう花だったり、鉢植えでは草木が成長しなかったり、温度が5℃を下回るような冬季は屋内に移して保温しないと枯れてしまったり、それぞれの個性に合った場所に植栽し手間暇と愛情を注がないと綺麗な花を咲かせてくれない。

 鉢植えにしたり、地に下ろしたり、雑草取りをしたり、追肥を施したり・・・試行錯誤しながら育成しているが、花色が変わってしまったり、花を持たなくなったり、溶けてしまって根も葉も出さなくなってしまったり・・・色々とあり一様にはいかないのが現実。楽しみながら記録した草花の開花時期は概略次のようであった。

~ つづく ~

投稿者 akari