庭木の手入れは気儘にやれるので楽しい。暑さが過ぎた秋のお彼岸を過ぎた頃から庭木の手入れをすると翌年4月いっぱいは、さっぱりした形をしているのが眺められる。手入れに門松だけで3日も4日も掛ってしまうが、怪我をしないよう努めるだけで済むから楽だ。また、手入れ用に五段ハシゴを7千円で買った。使っているうち高い処は五段では届かず、七段のハシゴを1万1千円で追加購入したが、一年のうちで使用するのは3~4日で物置に入らず雨晒しの状態であるのも無用の象徴でもある。
植栽した樹木の樹齢は60年余り経っていると思われるのに枝葉は伸びるが、残念な事に幹は太くなったように見受けられない。この原因は土盛りする前に、土地を斡旋した関根なる男が畑だった元の良い土をトラックで10何台も搬出し、替えて青山のヘドロ石混泥を入れたためで、植栽した樹木の生育が悪く新芽が出なかったり、ミツバツツジやドウダンツツジなどは根が伸びず枯れてしまった。良い土を搬出している時、現場を見ているのに強く抗議すべきだった・・・これも土地に関わる過去の最大の反省点の一つである。自分の失敗を取り返すためにホームセンターから年一度、秋口に腐葉土や化成肥料を買い求め散布している。
家を建てた時の下水は雑廃層で年二回ほどは汲み取り依頼をせざるを得なかったが、平成の初旬に町の環境整備で市街化地域は完全上下水道化が実現した。所有土地面積に比例して徴収された下水道工事代は、30万要したがインフラとして末長く利用できるし、上水道使用料の倍の下水道代も発生するが止むを得ない。
前向きな視点に目を向けると、我が家の立地は東南の角地に在り年間を通して日当りが良いこと。東側は塀に沿って私道が通り公園が続き車道と離れていて静かで環境的に恵まれていることであろう。風水害の危険もまず考えられない。

~ つづく ~